Where am I ? 海外生活日記

〜now i'm in Dubai〜

「フランスでフランス人と結婚し、長期滞在するためのビザ」と言う名前のビザ

書類の国フランスらしい、意味なく長いタイトルのビザ申請が本格的になってきました。
在日フランス大使館のサイトを調べたところ、フランス人と結婚するためのビザは2種類あるようです。

①配偶者ビザ
②フランスでフランス人と結婚し、長期滞在するためのビザ

何が違うの?って思うけど
①は既にフランスの市役所で婚姻済みの人が、日本に一時帰国し長期滞在ビザを申請するための物。
②はフランスで婚姻がまだ済んでおらず、長期滞在ビザを申請した後、婚姻の為に渡仏するための物。
また、学生ビザで既に滞在許可書を取得している人は、日本に一時帰国する事なく婚姻が可能です。

私は今回②を選び、地道に書類集めをした訳です。
何故なら、①はビザなしで入国して、最大日数(90日)内で、全ての婚姻手続きを行わなけれでばならず、
非常にリスクがあります。もちろん、ワーキングホリデーの期間中に素敵な彼と婚姻と言う流れになる方も
いらっしゃいますので、そう言う方は必然的に①になる訳ですが。。この申請方法につていては詳しく分かりませんし、サルコジ政権以降、移民のビザなし入国が厳しくなっている昨今、①の方法は個人的にはオススメできません。

様々なサイトで、①の方法でも問題ないとか、日本人なら平気?とか言われていますが、
やはりきちんとビザ申請をしてから渡仏する事が基本的なルールだと思います。

●ビザ申請に必要な資料と流れ

1.長期ビザ申請書
2.写真1枚(35 x 45 mm縁なし、正面、背景白、デジタル不可)
3.パスポート(有効期限が出発日より9ヶ月以上あるもの)
4.結婚予定の市役所が発行する婚姻公示証明書(attestation de publication des bans) 
及び婚姻に対する無反対証明書 (attestation de non opposition)
★4は日本で戸籍謄本を外務省に提出して、アポスティーユの印を押してもらいます。
それを在仏日本大使館宛に郵送し、仏語の資料を各種作成してもらいます。
↑これはフランスの彼にお願いして、小切手を同封して郵送してもらう。
5.フランス人結婚相手の証明
•身分証明書(carte nationale d’identité)
•又はフランス国籍を記載した公式証明書(出生証明書など)
•又はフランス国籍への帰化又は回復の戸籍謄本
6.フランス人結婚相手のフランスでの住居証明
•賃貸契約書
•又は住居購入証明書
•又は フランス人結婚相手がフランスへ居住する旨を記載した公式証明書
7.経済証明
•申請者本人の銀行又は郵便局の残高証明書(60万円以上要) 及び過去3ヶ月の取引を記した証明(通帳)
8.フランスでの住居証明
•受け入れ者が作成した住居提供に関する証明書
•及び、受け入れ者が居住していることの証明(賃貸契約書コピー及び最新の家賃支払い証明書コピー、もしくは住居所有者証明コピー及び2ヶ月以内の日付に発行された公共料金(電気、ガス、電話など)の請求書コピー)
•及び、受け入れ者の身分証明書
9.海外旅行保険加入証明書(出発予定日より6ヶ月を付保したもの)
10.OFII申請書(記入されたもの)移民局提出書類
11.ビザ申請料金 99ユーロ相当の日本円 (現金支払いのみ可)
★その他、ご質問等ありましたらメッセージを残して下さい。
分かる範囲でお答えします!

まぁ、ざっとこれだけあるけれど、よく読むとそんなに多くもないかな。。
リスト中に“または”“および”の違いがあるので、勘違いして焦らなくても大丈夫!
そんな訳で、彼にはフランス語版で必要資料のリストを理解してもらい、
私は念のため日・仏版両方のリストを入念にチェックして資料を揃えました。
微妙にそれぞれの言語でニュアンスが違うので、イライラしないで両方を把握する事が大事かも。
公式の資料って、普段使っている簡単な単語じゃないから、ある意味とても良い勉強になります。

必要リストも毎年内容が微妙に変わるので、これはあくまでも2011年の8月バージョンです。

さて、フランスの彼が準備する資料が手元に届き、怒涛の確認作業開始。
スカイプでこれはどうしてこの期間なの?とか、これは同じ内容でもOKなの?とか
集まってみるといくつか必要ないじゃん!って思うような資料もあったりして、でも必要リストには
書かれてるし。まぁー疑問がいくつかあったものの、無事に大使館に申請できる所までたどり着きました。

ここまでで、最初の資料集めから最速でやっても1ヶ月はかかります。

次回は緊張のフランス大使館での書類申請!