Where am I ? 海外生活日記

〜now i'm in Dubai〜

地元で見つけた温泉街

私が現在住んでいる南東フランスの小さな村から車で約30km程大西洋側に進むと、一面に広がる麦畑の中にそびえ立つ風車(ムーラン/Moulin)と美しい菜の花達が、シャラント=マリティーム県 (Charente-Maritime)へと迎え入れてくれます。(地図の赤い所)
ここはフランス大西洋岸の中心に位置し、広大な海へと注ぐ複数の川が県内を流れています。

更に市内へと進むと、JONZAC(ジョンザック)と言う源泉とカジノで有名な街があります。ここでは一年中温泉水を利用した室内プールとスパが地元の人々の疲れを癒してくれます。
夏休みには多くの家族がバカンスで訪れる観光地でもあります。

ここで少しフランス語と文化のお話になります。
県境にそびえ立つ風車ですが、これにはいくつか種類があるようです。
まずは風車小屋、これはフランス語でLe moulin à vent(ル ムーラン ア ヴァン)と言います。昔の風力発電機ですね。
私が昨日麦畑の隣で見かけた物もこの風力を利用した、小麦の製粉機です。小麦専用の風車小屋はちなみに、Le moulin à blé(ル ムーラン ア ブレ)と呼びます。製粉後の小麦粉の事はフランス語でLa farine(ラ ファリン)と言います。
2つ目は水車小屋、Le moulin à eau(ル ムーラン ア オ)日本でも時々見かける風情のある水車ですね。
これらの機械の中には現在でも活躍している物もあれば、役目を終えて観光客向けの写真の背景になっている物もあるそうです。
ちなみに、皆さんがご存知のムーランルージュ(Le Moulin Rouge)は120年以上も続くパリで最も古いキャバレーです。
真っ赤な電飾の赤い風車が目印ですね。

それと、先にも触れましたが源泉のあるJONZAC(ジョンザック)の様な地域の事をフランス語でCité Thermale(シテ テルマル)と呼びます。
日本語で言うならば、温泉街ですね。
語源はギリシャ語のTherm(テルム)、熱・温度が由来です。
地元の温泉水をたっぷり使ったJONZACコスメはきっとお肌に良い事でしょうね。