Where am I ? 海外生活日記

〜now i'm in Dubai〜

出生前診断&子供の国籍について

只今妊娠36週目に入りました。
母と子が一体でいられる時間もあとわずかになってきました。過ぎてしまえばあっと言う間の妊婦生活でした。

さて、お産に関する情報ですが、国が違えば考え方やサポート体制も異なります。

私の知る限り、ドバイは入院期間も最短で、出産前の産休は基本的にはなく、育児休暇も出産後45日と短期間です。

その分ベビーシッターも安く手配できるし、掃除洗濯などの家事全般もお手伝いさんに来てもらうのが一般的な考えのようです。

大多数の人が仕事の為にドバイに滞在しているので、ワーキングマザーが多く逆に専業主婦は少ないと思います。産休期間が短い分、その代わりになるサービスは比較的安価で利用できますが、出産後の回復期間や親子の信頼関係を深める為にも、産後の休暇期間をもう少し延長できないものか?と思うのが正直なところです。

教育については多国籍な文化なので、様々な国の教育で学ぶ事が可能です。アメリカンスクールはもちろん、仏系、日系、他のアジア系の学校など選択肢は様々です。

出生前診断について

私が初診したクリニックは出生前診断とハイリスクの妊婦さんを専門にしたクリニックで、そうとは知らずに予約が取れたので診察しただけでしたが、私の年齢的にも高齢出産に入るので、結局こちらのクリニックでお世話になって良かったと思っています。

日本でも今話題の出生前診断ですが、検査項目や対象年齢も国によって多少異なると思います。このクリニックでは、ある週数になるとトリプルマーカーと言って母親から採血した血液から赤ちゃんの染色体異常を調べる検査を行っています。これに加えて、NT検査と言って専門技師による超音波検査で赤ちゃんの首の浮腫(後頸部の皮下)を測る検査も行います。(任意ではなくほぼ強制)あくまでも確率を知るための検査なので、私の年齢(バックグラウンドリスク)と血液検査の結果+超音波の結果によって割り出される数字を元に遺伝子カウンセラーのドクターと今後についてお話をすると言う流れでした。もし再検査が必要な場合は次のステップに進むのですが、特に異常なしとの事だったのでその後一般の婦人科クリニックへ移りました。

 

クリニックを変える

妊娠13週から近所のクリニックへ移りました。

言葉数の少ないシリア人の先生です。でも感じは良い。

ここではまず妊婦さん必須の血液検査と尿検査を行いました。この辺りは日本も同じだと思います。妊娠経過が順調で異常がなければ4週間に一度の検診のみです。
エコー写真も毎回貰えるわけでもなく、とても簡素。そして出産に関する具体的な話しや母親学級のお知らせなんかも当然なく、ただただお腹の子の成長を見守るのみ。

後期になるにつれて日本では出産シュミレーションや病院見学会、両親学級など様々なオプションがある様ですが、ドバイでは陣痛が来るまでは基本的には何のケアもありません。

日本語に頼らない

海外出産で一番不安な事はやはり言葉です。

フランスでもドバイでも基本的には日本語が話せるドクターはいません。通訳さんをお願いできる場合もありますが、緊急時や出産までは立ち会わないと思います。

ですので、自分の為にも必要な婦人科系の用語と出産に関する単語や状況説明が電話や病院で出来る様に常に準備しておく必要があります。
そしていざと言う時に頼れるのは担当のドクターで、主人や友人ではないと言う事です。 

出産費用と入院期間

私が出産予定の総合病院では料金はパッケージになっています。

一泊二日の自然分娩(麻酔別途)でこんな内容です。と言う風にパッケージになっています。(だいたい麻酔なしの場合だと一泊20万円前後)

それよりも一泊って短過ぎると思いませんか?

人にもよりますが、翌日には退院らしいです。詳しくは出産後のブログに書きたいと思います。

 

新生児の国籍とビザ

生まれてから120日以内にUAEのビザを取得しなければいけません。

UAEの国籍は取得出来ませんので、両親の国籍(日仏)を取らせる事になります。

生まれて間もなくパスポートの写真撮影が待っています。

出産した病院から出生証明を受け取り、さらに指定の病院で英文の出生届けと外務省の印を受け取ります。この際に婚姻証明を求められる場合があるのですが、ドバイを含むイスラム圏では婚外性交渉、及び婚外子は違法です。
この辺りは日本ともフランスとも全く違うので、外国人も注意が必要の様です。

 

続きは出産後に。