Where am I ? 海外生活日記

〜now i'm in Dubai〜

子供と学ぶフランス語

先週末、彼の家族と久々に外食を楽しみました。
彼には6歳になる腹違いの妹がいて、私は彼女の中では仲良しのお友達と言う
ポジションの様です。

私達が初めて出会ったのは1年半程前で、当時私のフランス語もかなり未熟な物でしたから、
会話のトレーニングには彼女の様に正直で何の疑いもない、相手発信型のコミュニケーションがとても勉強になった訳です。
もちろん日常の会話相手は大人に限りますので、自分のフランス語が間違っていないか?とか
これで文法は正しいのか?とか話す前に委縮してしまう場面も多くあるのですが、相手が子供となるとそのしがらみからも解放され、コミュニケーションの壁がクリアになります。

その理由として、
発信する側の欲求が非常にダイレクトで、且つ会話事態にそれほど深い意味がない。
簡単に言えば、会話は要求を通す為の道具と言うレベルに限られているので、受け取る側も
短い文章で返答してあげればよい訳です。
(相手が子供だからと言う理由ではなく、適当な返答として)
後は自然の流れで遊びと言う最強の運動学習を利用してどんどん会話力を鍛えて行きます。

自分の経験した事を客観的にまとめると、
例えば、お庭で鬼ごっこをしたとします。
子供が遊び方を簡素に説明した後に直ぐにそれが実行されます。
未知情報だった出来事が、理解→運動→経験→既知情報と言った一連の流れで行われる訳です。
正に彼女と遊ぶ時言語はスポーツに変わります。
幼少期の柔軟な脳にはもう戻れませんが、こうして6歳の子供を目の前に様々な事を学ぶよい機会になりました。
フランス語を学び始めた頃からの不毛な言語コンプレックスも徐々に解消されそうです。。

当たり前の事ですが、
会話を上達される為には、やはりその言語の国にある一定期間滞在し、様々な経験を通して会話を体感する事がまず第一歩だと思います。駅前留学では駄目です!
また、仕事の場面で他言語を使い、人に指示を出したり、意見をまとめてプレゼンができるレベルと言うのは
母国語でも同じような事がきちんとできると言う事が大前提だと思います。
その前に、今その言語が自分にとって何故必要性があるのか?また他言語で発信した言動が他人にどのように影響するのか?を今一度考えてみるのも面白いかもしれませんね。